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指揮者 秋山和慶さんの前で「第九」をピアノ初見演奏

Categoryピアノ
年末にはベートーベンの「第九」(交響曲第9番 合唱付き)の演奏会が行われることが多いですが、私はこの「第九」を演奏会で歌う合唱団の練習で、オーケストラの部分をピアノで弾くお仕事をしたことがありました。

合唱が始まる部分は第4楽章の大分後からなので、普段の合唱団の練習ではいつも、合唱が始まる部分からピアノを弾いていました。

その演奏会本番の指揮者は秋山和慶さんで、秋山和慶さんは本番の数週間前に1回だけリハーサルに来られました。

オーケストラとのリハーサルは本番の日だけだったので、オーケストラ部分は私がピアノで弾きました。

リハーサル練習が始まると、秋山和慶さんが、第4楽章の一番最初からピアノを弾くようにと言われました。

普段、合唱団との練習では最初から弾いたことは一度もなかったので、それは予想外のことでした。。

でも、たった一度だけですが、家で 第4楽章の最初から最後までオーケストラの部分をピアノ用に編曲された楽譜を弾いたことがありました。

第九のオーケストラの編曲ですから、そんなに簡単な楽譜ではありません。
たった一回しか弾いたことがなかったので、ほとんど初見(初めて楽譜を見て弾くこと)のようなものです。

指揮者の秋山和慶さんと たくさんの合唱団の方がいる中..大丈夫かな~と緊張しながら最初のオーケストラ部分を弾き始め..
なんとか無事に最後まで弾くことができました。良かった…

音符ピアノ赤

私の他にもうひとり第九の伴奏を頼まれていたピアノの先生は、最初の部分からは一度も弾いたことがなかったらしく、私だったら全然弾けなかったと言われていました。

私は初見で弾くことは結構得意です。

でも..
初見が得意なだけではだめでした。。

そのあと秋山和慶さんが、アルトのこの歌詞のところからとか、テノールのこの歌詞のところからとか言われた時、それがどこの部分なのかなかなかわからず、困ってしまいました…

ピアノの部分はそれなりに練習をしていたのですが、合唱のソプラノ、アルト、テノール、バスのドイツ語の歌詞をちゃんと覚えていなかったのです。
それはダメですね… 恥ずかしい…

合唱団のピアノ伴奏を引き受ける時には、色々なことを勉強しておかないといけないということがわかりました。

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Comments

眠れぬ森のお姫さま  

ベトベンさん

カツァリスのベトベンさんシンフォニー全曲盤はよく聴くわ~。
すんごい難しそうだもの~。
とても一人で弾いているとは思えませんわ~。
いいなー、初見が得意って。
うらやましいわ~v-352

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第一楽章  

ベートーヴェンの謎

4楽章冒頭の激しい嵐に続いて、チェロのモノローグの合間に1楽章~3楽章のテーマが顔を出しますね。
美しい音・楽しい音を求めて色々やってきたけど「いや、違う、こういう音じゃなくて…」とまたチェロがささやき…
そしてついに木管に4楽章の「喜びの歌」のテーマが出てきて「うん、これこれ、そうそう!」と盛り上がって終結すると、弦楽器に静かに喜びの歌が現れます。そしてそれが繰り返されて最高潮に達したところで再び冒頭の嵐に…

これがいわゆるオーケストラによる前半の「前置き」ですね。
だから、チェロに代わってバリトンがいきなり「おお友よ、このような音ではなく、もっと喜びに満ちた音楽をはじめようではないか」という歌詞で歌い始めるのです。そしてオーケストラによる「前置き」を縮めたような流れで「喜びの歌」のテーマが出てくると、それに呼応するように「フロイデ」と合唱が叫びます。

でも、不思議なことに、有名な「喜びの歌」のテーマが合唱に現れる一番最初の回には、なぜかソプラノが抜けてます! なぜでしょうか…?

ふつう合唱の入る曲を作曲する人だったら、一番美しいメロディをソプラノに書いて、そこに低音のバス、ハーモニーのアルトやテナーを…と書いていきそうに思うのですが…

おそらく、バリトンによる歌いはじめは「父」を、アルトが「母」を…そしてソプラノは「子供たち」を…という大地創造のような順序・役割があるのではないか…と。朝比奈先生あたり、これをどう解釈されているのか、よかったらお聞きになってみていただけませんか?

「第九」にはこのほかにも色んなミステリーが隠されています。

ベートーベンの作品の多くは、冒頭から「オレは〇調だ!」と押し付けるように調性がはっきりした始まりの曲が多いのに、最初の交響曲1番と最後の交響曲9番だけが、1楽章の冒頭が何調だか分からない混沌とした中から始まります。
バッハから学んだ5度の和声を多用して見事な転調を展開するのですが、冒頭の使い方はちょっと違います。

私がよく例えるのは…
舞台の幕が上がると、舞台の真ん中である男が何かを語り始めます。彼が主役なんだろうと思ってしばらく観ていると、彼は実は誰かの「5番目の弟なんだよね」という顔をチラっと見せます。すると彼の声が今までと違う響きに聴こえはじめ、本当の主役が5度下の調になって登場します。

交響曲1番も9番も、そういうイメージの出だしになっていると思いませんか?

ベートーベンが初めて交響曲を書いたのは30歳のとき。大作曲家にしてはスタートが遅いですよね。そしてその直前にベートーベンは、後に「月光」と評論家によって名づけられる“幻想的なピアノソナタ”を書いています。自分の年齢の半分の15歳の少女に恋をしてささげたとも言われています。

その直後に書いた交響曲1番の出だしは、いきなり属七の和音から始まり、「G調かな?」という響きの中でモーツァルト風に進みますが、ソから始まる音階のファに♯がついて「あれ?」と思っていると、5度下の「ハ長調」でAllegroの主題へ。

この書き方は、後に最後の交響曲となる「第九」の冒頭部分を暗示しているかのようにさえ感じます。
ベートーベンの交響曲1~9番の調性には、いろんな謎かけめいたことがたくさん隠されているんですが、長くなるのでまたいずれ私のブログ記事にちょこちょこ書いていきますね。

しかし朝比奈隆さんの指揮で、しかもピアノ伴奏とは素晴らしい。往年のフリッツライナーのような感じで振られるのでしょうか?

私は正直“初見”は自信ありませんが、交響曲をピアノで遊ぶことは割とよくやってますから、朝比奈先生がどんなイメージの第九を振られるかを想像しながら、ドキドキしつつも、チェロのモノローグ部分を思いっきりルバートで遊んでやってみたいですね(笑)

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もも姫  

お姫さまへ♪

カツァリスさんのベトベンさんシンフォニーですか~。
前に少し聴いたことがありますけど..
あれだけ弾けるなんて..人間にできることとは思えません~(^^♪
カツァリスさんはきっと人間ではなく
ピアノの神様なのではないでしょうか。。☆


 | REPLY |   

もも姫  

Re: ベートーヴェンの謎

第一楽章さまは やはりオーケストラに所属されているので、
ベートーベンの交響曲のことにとてもお詳しいですね~
本当にびっくりします。。
私は恥ずかしいのですが、あまりよくわからないのです。
ですから、へえ~そうだったのですか~という感じで読ませていただきました。
「第九」には色々なミステリーがあるのですね。
「第九」のミステリー というと、誰もがその謎を知りたくなってしまうような
興味のあるお話だと思います。
第一楽章さまがブログに書かれた時には
ぜひまた読ませていただきたいと思います。
でも、この記事を書かせていただいた時、
第一楽章さまがコメントしてくださったらいいなと思っていましたので、
こんなに色々なことを書いてくださり、嬉しく思っています。

朝比奈隆さんと秋山和慶さんは雰囲気が似ていらっしゃいますね(笑)
私が受けた秋山さんの印象は、ちょっと厳しい感じの方だなと思いました。。(笑)
それは私がちゃんと合唱の部分を勉強していなかったから
そう感じたのだと思いますけど(*^^)

第一楽章さまはピアノで交響曲を弾かれて楽しまれているのですね。
ピアノはたくさんのメロディーや伴奏等を同時に弾くことができるので、
そのような楽しみ方ができますね。
でも ほんとうに第一楽章さまのベートーベンについての知識の豊富さに
驚きました!






 | REPLY |   

Mr.max  

NoTitle

もも姫さま お邪魔します。
和音・5度と・・音の形に、そしてフォローの7.9など
音楽家さまはすごいですね!
第九が、私には得意ジャンルでないので普通にしか聞こえませんでした(普通って)
しかし深い意味を感じました。(人間模様みたい)
偉い方の前で初見!素晴らしいピアニスト!

 | REPLY |   

もも姫  

maxさま☆ありがとうございます

maxさま こんばんわ
いつもコメントして頂いて嬉しく思います。

わたしはとにかくピアノをたくさん弾いているだけなので
音楽理論や作曲家のこと等は詳しくないのですが、
現在オーケストラの一員として音楽活動をされている方に
第九のことやベートベンのこと等、色々なことを教えて頂いて
その知識の豊富さに わたしもびっくりしました☆

あんな場所で初見で弾くのはやっぱりよくないです~
一か八かなんて危険過ぎですよね。。
ちゃんと練習しておかないといけないということがわかりました☆

 | REPLY |   

ムーミンパパのシルエット  

もも姫さんは、すごい力量のピアニストなのですね

コメントを送らせていただくのは2回目となります。もも姫さんは、改めて音楽療法を学ばれなくてもピアノを弾いたり、音楽を聴いたりなさることすべてがもうその実現とつながっているのでは、と感じました。

 私は、ベートーベンの「月光」の一楽章や「悲愴」の第一楽章をつまりつまり弾いて楽しむくらいのことですので、秋山和慶さんのリクエストにその場で応えて第九を初見で弾かれるもも姫さんの力量に、驚嘆し、敬意を覚えます。
 岐阜県のアマチュアの交響楽団で秋山さんに客演指揮をしていただいたことがありますが音楽への情熱で輝く瞳をしておられたように記憶しています。私はトランペットを吹いており、謙遜でなく下手でしたので、出来るだけ聞こえないように音を出すという特技を発揮していました。(^J^) 岐阜国体もフィナーレに近づいている体育の日の今日、明るい秋の陽光がさしています。庭のコスモスもきれいに咲いています。それでは、また。もも姫さんにもよい日となりますように。
 

 | REPLY |   

もも姫  

ムーミンパパのシルエットさん☆

こんばんわ☆ムーミンパパさん

今日は過ごしやすく、気持ちの良い日でした☆

ほんとうに ピアノを弾いていると、
曇っていた心も、穏やかになったり 優しく清らかな心になったりします。
以前お腹の手術で入院していた時は、毎日好きな音楽を聴いて とても幸せな気持ちでした(*^_^*)

初見は、たとえ間違っても 途中で止まらないで知らぬ顔して演奏することが大事ですね。
もも姫はもしかしたら、間違っても誤魔化して弾くのが上手いのかもしれませんね(^^♪

ムーミンパパさんはトランペットを吹いていらっしゃるのですか♪
トランペットは音を出すのが難しそうですね。
色々と音楽を楽しまれていて、素敵だと思います☆
もも姫もこれからも音楽をずっと楽しんでいきたいなと思います♪

お庭にコスモスが咲いていていいですね(*^_^*)
岐阜の山々も、もうそろそろキレイに色づきはじめているでしょうか。
ムーミンパパさん 優しいコメントをありがとうございます☆
あたたかい気持ちになりました。

 | REPLY |   

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